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Last update Tue Apr 29 16:43:14 2008

std.mmfile

メモリマップドファイルの読み書きを行います。

Source:
std/mmfile.d

License:
Boost License 1.0.

Authors:
Walter Bright, Matthew Wilson

class MmFile;
MmFile オブジェクトは、メモリマップド・ファイル関連のリソースを制御します。

enum Mode;
メモリマップド・ファイルを開くモード

Read
既存のファイルの読み込み

ReadWriteNew
既存ファイルを削除し、新しく書き込み

ReadWrite
既存ファイルの読み書き。存在しなければ作成

ReadCopyOnWrite
既存ファイルの読み書き。CopyOnWrite

this(string filename);
読み込み用にメモリマップド・ファイル filename を開きます。 オブジェクトがdeleteされるとファイルが閉じられます。

Throws:
std.file.FileException

this(string filename, Mode mode, ulong size, void* address, size_t window = 0);
メモリマップド・ファイル filename をモード mode で開きます。 オブジェクトがdeleteされるとファイルが閉じられます。

Params:
string filename ファイルの名前。 もし null ならば、無名メモリマップド・ファイルが作成されます。
Mode mode 上で定義したアクセスモード
ulong size ファイルのサイズ。0を指定すると、 実際のファイルのサイズが使用されます。
void* address ファイルをマップしたいアドレス。 ただし、システムにはこの値を尊重する義務はありません。 null が指定されると、システムが最も適切なアドレスを選択します。
size_t window 1度にマップしたいデータブロックのサイズ。 0を指定するとファイル全体をマップする指定になります。 ウインドウサイズはメモリ割り当てページサイズの倍数でなければなりません。

Throws:
std.file.FileException

ulong length();
メモリマップド・ファイルのサイズをバイト単位で返します。

Mode mode();
ファイルモードを返す読み込み専用プロパティです。

void[] opSlice();
ファイルの全内容を配列として返します。

void[] opSlice(ulong i1, ulong i2);
ファイル内容の一部を配列として返します。

ubyte opIndex(ulong i);
ファイル中の位置 i のバイト値を返します。

ubyte opIndexAssign(ubyte value, ulong i);
ファイル中の位置 i のバイトを value に書き換え、その値を返します。