Windows上でのDのデバッグ
Microsoft Windows デバッガ \dmd\windows\bin\windbg.exe は、C++ 用のデバッガですが、D のプログラムをデバッグすることも可能です。 dmdコンパイラに同梱されている以外のバージョンの windbg.exe は、 D ではうまく動かない可能性があります。(他に、Jascha Wetzel の Ddbg for Windows もDのデバッガとして使用可能です。)
デバッグ情報を用意するには、コンパイル時に -gc スイッチを指定します:
dmd myprogram -gc
このプログラムをデバッグするには:
windbg myprogram args...
args... は myprogram.exe に渡すコマンド引数です。
デバッガが起動したら、コマンドウインドウに以下のコマンドを入力すると:
g _Dmain
プログラムが main() の頭まで実行されます。 その後は、F10 を1回押すたびにコードを1行ずつ ステップ実行していくことができます。
基本コマンド:
- F5
- ブレークポイント、例外発生、プログラム終了のどれかが起きるまで実行
- F7
- カーソル位置まで実行
- F8
- 関数呼び出しの中に入るステップ実行
- F10
- 関数呼び出しはスキップするステップ実行
windbg に関するきちんとした情報については、 \dmd\windows\bin\windbg.hlp を参照してください。