rdmd
rdmd は、Dのソースコードをdmd v0.146 以上の #! 構文を利用して、 「疑似シェルスクリプト」 としてコンパイル、キャッシュし実行するためのプログラムです。 LinuxおよびWindows環境で動作します。
このプログラムは、デフォルトでは /tmp ディレクトリに実行ファイルをキャッシュします。 ソースファイルか、コンパイラや rdmd 自身の更新日時がキャッシュ済みファイルよりも 新しかった場合は再コンパイルを行います。明示的に指定された場合は gdmd を使うこともでき ますが、デフォルトでは dmd が使用されます。
使い方:
rdmd [D compiler arguments] [rdmd arguments] progfile.d [program arguments]
rdmd の引数:
- --help
- このメッセージを表示
- --force
- 強制的にソースコードを再コンパイルします [デフォルトでは強制再コンパイルを行いません]
- --compiler=(dmd|gdmd)
- コンパイラを指定します [デフォルトは dmd]
- --tmpdir=tmp_dir_path
- コンパイル済みプログラムや、その他の一時ファイルを格納する ディレクトリを指定します [デフォルトは /tmp]
注意:
- dmd や gdmd がユーザーの環境変数 $PATH に入っていなければなりません
- rdmd は標準入力からDのソースを受け取って実行する動作はサポートしていません
- rdmd は '.d' の拡張子を持ったソースファイルのみをコンパイルし実行します
- rdmd の機能はdmd本体に取り込まれるかもしれません
written by Dave Fladebo and Robert Mariottini