初出: 2007/03/07
最新: 2007/03/07
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標準ライブラリでは足りない場合、dsource.org などから他のライブラリを取ってきて使うことになります。ライブラリのREADMEにインストール方法が 書いてある場合はそれに従ってください。特に何も書いてない場合、DMD なら、基本的に、する作業は2つです。
どちらも、dmd.exe と同じ場所にある sc.ini ファイルを編集すると設定できます(Linux の場合、dmd.conf)。
[Version]
version=7.51 Build 020
[Environment]
LIB="%@P%\..\lib";%@P%\..\..\dm\lib;c:\OtherLib\lib;
DFLAGS="-I%@P%\..\src\phobos" "-Ic:\OtherLib\src"
LINKCMD=%@P%\..\..\dm\bin\link.exe
こんな感じで完了。コンパイラのバージョンをあげるときにsc.iniを上書きしてしまうと、 設定が消えてしまうので気をつけましょう。
ライブラリを増やすたびにsc.iniに書き加えるのは面倒なので、ライブラリは全部一括で同じ場所に 置いてしまうという手もあります。私の場合、dmd/include というディレクトリを作って、import するソースは全てそこに配置しています。*.lib ファイルは dmd/lib ディレクトリへ。
dm/ dmd/ bin/ dmd.exe sc.ini などなど src/ dmd/ phobos/ object.d std/ include/ win32/ mango/ cn/ tx/ ... lib/ phobos.lib mango.lib ...
こんな感じになります。この場合 sc.ini の DFLAGS の行は
DFLAGS="-I%@P%\..\src\phobos" "-I%@P%\..\include"
こうします。あとは、ライブラリを増やすときはファイルをinclude/とlib/に置くだけでOKです。